覚醒タイランド
2002年の冬。今から約20年前。
俺はタニヤというバンコクの繁華街の
前に立っていた。
日本は冬なのにバンコクは暑い夜
だった。俺は友人に誘われ、この地
に来たのだ。
無知な俺はその時までタイランドが
アメージングな国だという事を
まるで知らなかった。
そんな俺を友人がそれならと誘って
くれたのだ。
友人は何度かタイで遊んでいた。
海外での遊びに疎かった俺は
そんな事を全く知らなかった
のである。
友人が横で笑っている。
それはそうだろタニヤのその圧巻の
光景に俺は固まっていたのだから。
シーロム通りから向こうの
スリウォン通りまで並ぶ店の前には
若いレディ達が大勢並んでいた。
何という世界だ!
それが俺が遭遇したタニヤの印象だ。
今まで海外旅行であちらこちらに
行ったが、ある意味こんなに感動した
事は無かった。
それは多分に俺の本能の琴線にタニヤ
の光景が触れたからであると思う。
若いレディ達が妖艶な雰囲気の中で
客を求め自分をピックアップして
もらう為に時間待ちしている。
日本ではあり得ない光景に、俺の
日本で植え付けられていた既成概念
が木っ端微塵微塵に粉砕された。
俺のタイへの愛する気持ちが
いや、タイレディ達を愛する気持ちが
「覚醒」された記念すべき日だった。
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