覚醒タイランド
初めてテキーラなるものを飲んだ。
ショットグラスで一気に流し込む。
喉が焼けるような感覚を覚えた。
ポーがライムを口にするといいよと
身振り手振りで教えてくれる。
そうなのか。
俺はこの時初めてテキーラの飲み方
を知った。
店によっては、グラスの淵回りに塩
が塗られている店もある。
俺はそのパターンが好きだ。
何だかテキーラが美味く飲みやすく
感じる。
初めてのタニヤ、そして横には物凄く
タイプのポー。そして彼女とは朝まで
一緒に過ごせる。
そんな条件が揃っていたら、とんでも
無いハイテンションにならない訳が無い。
俺のこの夜のボルテージは最高だった。
テキーラをLBと飲み合いして、凄く
酔ってきた。体が火照ってきたので
着ていたTシャツを脱ぐ。
わざとだ。
勿論LBがいたからだ。
LBがキャーキャー言って喜んでいる。
思った通り、やはり男が好きなのか?
ポーを見るとゲラゲラと笑っていた。
俺はポーにウケているのが本当に
嬉しかった。
俺はいきなりPBし、いきなり部屋に
戻リ、そしてブンブンして、はい
さようなら。
そのパターンはあまり好きで無い。
勿論行為自体は好きなのだが。
ただ、俺は彼女達との途中経過が
好きで、それを1番重視している。
僅か短い間の時間だが、自分がPB
したいレディ、あるいはしたレディと
少しでも多く打ち解けたい。
会話でも・食事でも・飲み比べでも
何でもいい。単なる動物的行為から
1歩進んで、少しでも多く長く恋愛
をしていたい。
何時もそう思っている。
勿論その恋愛は金で買ったものだが。
俺はタイに行くようになり分かった
事がある。
それは俺は女が好きだというより
恋人同士のような恋愛をする事が
何よりも好きである事を。
それはピュアであった学生時代の
あの頃の自分が未だに忘れられない
からだ。
俺の恋愛時計は青春時代で止まった
ままなのだ。
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