覚醒タイランド
「Up To Youだと?」
あなたに任せると言われても
一体いくら払えばいいんだ?
当時は店によって多少の違いが
あったが、タニヤではPBが800
バーツ・ロングが3000バーツ
程であった。
1万円が4000バーツ程
両替出来ていた時代だ。
結局俺は友人のアドバイスを
聞いて、10000バーツを彼女に
支払う事にする。
友人曰く1日2000バーツの計算
でいいと。
残り4日なので2000×4=8000
きりの良いところで1万バーツにした。
ただ、それはショートの値段だった。
彼女は朝から晩まで俺と一緒なのに
そんなに安くていいのかと思った
のだが、友人曰く「毎日2000を
確実に貰えるのだから十分だと。」
そう言われると合点がいった。
確かに毎日店にいてもPBされる
保証は無い。
しかし、俺の滞在中ずっと一緒にいると
確実に収入が手に入るので喜んでくれる
そう言われた。
それと俺と一緒にいると食事代がタダ
それに買い物など連れて行ってもらえ
色々な恩恵もあると
さすが、友人はタイで遊んでいるだけ
あって的確なアドバイスであった。
そしてお金は絶対に最後の日に渡す
よう言われた。
俺は先に払ってあげた方が喜ぶのでは
そう思ったが、先に払うと来なくなる
輩もいるとの事だった。
なるほどと・・・。
俺の夜嬢に対する気持ちは神格化
していった。
俺を喜ばせてくれる女神だと。
しかし、中にはとんでもないのもいる
のは事実だ。それはタイに通えば
通う程分ってきた。
食事に行きたい・遊びに行きたいと
自分から俺にせがんでおいて
あなたに付き合ってやったのだから
チップを上乗せしろ。
そんな強欲なレディの言葉に心底
驚かされた事もある。
その夜、ポーの店に行きPB代を
支払ってから食事に行った。
俺が滞在中ずっと彼女と一緒に
いたからだろう。俺は彼女の上客
リストに載せられたようであった。
日本に戻ってからも頻繁にポーから
連絡がきた。
思い返せば夜嬢とのメッセージの
やりとりはこのポーが始まりだった。
今まで沢山のレディ達とメッセージの
やりとりをしてきたが、このポーが
俺の原点だった。
本当に懐かしい・・・。
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