覚醒タイランド
ポーのPB代金を払い2人で歩き出す。
俺はパッポンの屋台をゆっくり見た
かった。
なので、ポーにそう言って彼女と
パッポンに向かった。
俺は今更ながらに思う。
それはこの時、彼女は俺の行動にずっと
付き合ってくれていた事に感謝したいと。
いや、その後もだ。
文句の一つも言った事が無かった。
5日間、彼女の意思は関係無く、いや
残酷な言い方をすると彼女の意思は
全く無視され、俺の行動に合わせさせ
られていたのだから。
彼女は俺の人形に徹してくれた。
なので、1日あたり2000バーツ
など本当に安かったと思える。
パッポンの屋台が珍しく俺はワクワク
させられた。しかし、ポーにしてみれば
何時もの景色に付き合わされているだけ
だろう。
多分PBされる度、この場所に何度も
来ているに違い無かった。
俺達はその後、彼女に教えてもらった
店に行った。
スリウォン通りを真っすぐ行き左折
すると細い路地がある。
その奥右手側に洒落たレストランが
あった。
さすが地元レディだ。
こんな場所はホテルから近いが
俺には絶対に分からないであろう。
Google検索など出来なかった時代で
あったからだ。
俺達はそこで食事をし、ホテルに
戻り昨日同様愛を育(はぐく)んだ。
俺は彼女との愛の交換に一つ驚いた
事がある。
それは彼女がゴムを要求しなかった
事だ。
友人達からは病気に気をつけろ。
そうアドバイスされていたが、俺は
いざその時、彼女に何も聞かずその
ままインサートしようとした。
駄目ならその前に彼女に止められる
筈だと思った。
しかし、ポーは何も言わなかった。
その為、俺はそのまま生の自分を彼女
の中に埋めた。
最後は流石に外で終えたのだが、こんな
事も俺がポーにのめり込んでいく要因
であった。
そしてタニヤではそんなレディは超が
つく程稀であった事を知る。
まずタニヤではノーゴムOKのレディ
には出会えないのではないだろうか・・・。
後にタイでは体に埋めるピルが夜嬢達に
普及している事を知る。
しかし、ポーはその時ピルなど埋め込んで
いなかった。俺任せであった。
それはまるで日本人の彼女と同じ感覚であり
タイに行くほどにポーが貴重なレディで
あった事を懐かしむ事になる。
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