livedoor Blog 4位 /45856
覚醒タイランド
左手に見える小さなステージに
これでもかという程レディがいた。
ステージからこぼれんばかりの
人数だ。
それも単にいるだけで無く、黒い
ビキニ姿で体を揺らして踊っていた。
何よりも驚いたのが、皆が皆
スタイルが良くて可愛い。
物凄いレベルの高さだ。
これを粒ぞろいというのだろう。
これなら日本人が大挙押し寄せる
理由が一目で納得出来た。
「レインボー」この覚えやすく
親しみのある店名は一発で頭に入った。
丁度他の客が帰った後だったので
ステージ正面の席に案内してもらえる。
俺達は正面の席に座り少しステージを
見上げる形で陣取った。
店内で流れる大音量の音楽は隣同士
の声も聞こえ無い程だったが、俺には
全く不快で無かった。
それどころか目の前の大勢の美女達の
踊りを見るのに、このサウンドは俺の
心拍数を上げ、心をかきたてる。
友人がシステムを教えてくれる。
レディ達が身に着けているゼッケン番号
をホールスタッフに告げると席に呼んで
くれると。
そうなのか。
そして会話して気に入れば、そのまま
持ち帰り出来ると。
凄い!
凄すぎる!
タニヤでも驚いたが、このゴーゴーでも
同じように自分好みのレディをチョイスし
持ち帰る事の出来るシステムに、俺は興奮
隠し切れなかった。
ただ、この日は誰も連れて帰る事は
無かった。
友人達が今日は見るだけにしよう。
そう言ったからだ。
その時、俺にはポーというお気にがいたし
初めてのゴーゴーバーは見ているだけでも
十分に楽しめた。
2時間程ビールを2本飲んで過ごし
ただろうか。1本が180バーツぐらい
だったので2本飲んでも2000円も
いかなかった。
安い!
こんな淫靡なエンターテーメントが
こんな値段で楽しめるなら毎晩でも
来たい程だった。
友人達がシーロムに戻ると言うので
皆で店を出て、タクシーに乗る。
友人達は更にタニヤに行くと言ったが
俺は先にホテルに帰る事にした。
ホテルに帰ってポーに連絡すると体調が
良くなってきたので、会いに行く
と言ってくれる。
まぁ、俺に会いたいのでは無く、お金が
欲しいのだろうが、それでも会いたい
なんて言ってくれるとやはり嬉しい。
それに定期的にタイに来る俺は彼女に
とって安定した金づるだ。
病気で会えなかったりすると、そんな
機会は来月に持ち越されてしまう。
なので、少々の体調の悪さでも無理して
来るのだろう。
しかし、今思えば相手が体調の悪さを
押してまで部屋に来る事を、しめしめ
今回も彼女を抱けるぞと思ったりする
事が良しとされるのか否かだ。
病み上がりの女を喜んで抱く俺。
端から見れば最低だろうな。
改めて罪悪感を感じる。
需要と供給。
そう言ってしまえば終わりの話だが
仮に自分の愛する人が体調を崩し
その病み上がりに、欲望が沸いた
からと言って求めたりはしないだろう。
なので、やはり俺は相手を愛している
つもりでも、何処かに疑似恋愛として
冷めた部分は持っているのだと思える。
俺は彼女達を愛していると口では
綺麗事を言っても、その本質は金に
ものを言わせていると、頭のどこか
で認識しているのだろう。
夜嬢との疑似恋愛は金銭授受の上に
成り立っている。
その先は望まない方がいいと思うのが
俺なりの結論だ。
仮想空間での恋愛など決してリアル
にはならないと思うからだ。
恋愛カップルにクリックを!