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覚醒タイランド
その時の訪タイ初日はバンコク
に泊まり翌日からパタヤへ行った。
初めてタイレディと旅行する。
ワクワクした。
ポーが小さなボストンバッグを
持って来た。旅行の用意だ。
そんな姿を見るだけでも興奮した。
結婚してから違う女と旅行など
した事が無かったからだ。
当然と言えば当然だが。
なので、タイで好き放題遊べる
喜びは、何事にも代えがたいと
思える。
若い女との解放感。
これが多くの男達がタイに取り
つかれる所以だろう。
シーロムからタクシーを拾う。
パタヤまでの料金は友人から1500
バーツと教えてもらっていた。
なのでその通り交渉した。
ドライバーに「パタヤ」そう言うと
大体が喜んでくれる。
長距離だからだ。
この値段は20年前程から変わって
いないのではないだろうか?
ここ3年程タイに行く事が出来て無い
ので分からないが、今でもバンコクから
パタヤまでは1500バーツぐらいか
と思える。
そう思うと昔のドライバーはかなり
儲かっていたのだろうか。
パタヤまでの時間は約2時間。
バンコクから乗ると大抵1度ガスを
入れる為にガスステーションに止まる。
タイのタクシーはガソリンでは無く
安価なガスで走る。
ガスステーションではタクシーから
降りてくれと言われる事がある。
最初、外は暑いのに何故一旦降り
なければいけないのか?
そう思ったのだが、これは万が一
ガス爆発した時のリスク回避の
為だと知った。
タイならではの諸事情だ。
この時もタクシーは燃料補給の為
ガスステーションに寄った。
ポーにトイレは大丈夫か?お腹は
空いていないかと聞いてやると
喉が渇いたと。
ガスを入れている間、2人で売店に
行き飲み物を買う。
今ではもうパタヤに女連れで行こう
なんて死んでも思わないが
この時はパタヤへの道中、こんな
シーンも楽しかった。
ガスを入れ終わり俺達は再び
乗車した。
更に1時間程走っただろうか
フリーウェイ左手にあるパタヤ郊外
への出口を降りた。
しばらくするとパタヤのシンボル
ドルフィン達が俺達を迎えてくれる。
通称ドルフィンロードだ。
愛くるしいイルカ達が俺の心を
和ませる。
俺達が向かったのはビーチロードに
ある「ayaホテル」だった。
ソイ13だったかその脇道を少し
入った所のホテルだ。
とても綺麗で立地も良かった。
ホテルについたのが3時前であったが
チェックインさせてもらえた。
透明のエレベーターに乗り込み部屋に
荷物を置く。
俺はビーチロードを散歩してみたかった。
元来、海が大好きだからだ。
なので、人生の中で出来る限り海の
近くに住んできた。
ポーは疲れていて断ると思ったが
一応聞いてみた
「ビーチロード散歩に行く?」と
そう聞くと小さく頷いた。
ポーは本当に従順な女だった。
俺が誘うとまず断らなかった。
本当にタイのデビューでポーの
ようないい子に当たったのは
ラッキーだ。
通常タイの夜嬢は寝るのが好きだ。
なのでこんな場合、寝る事を
優先する筈なのに、ポーは自分も
行くと言ってくれた。
彼女と一緒にビーチロードに出る。
日差しは暑いが、バンコクとはまた
違った暑さだ。
目の前に広がるパタヤ湾の光景が
心の中に涼しさを与えてくれる。
ポーとビーチロードを歩き出す。
そしてこれがバンコクから女連れで
パタヤに来る最初で最後の散歩に
なった。
とても思い出深い。
パタヤでは面白い事があった。
それはポーとあるモールに入った時
の事だ。
先にポーが入った。俺が後から入る形に
なったのだが、老ファランが後ろから
来た為、俺は扉を開け道を譲ってあげた。
ポーが先に歩いているその横に老ファラン
が並んだ。ポーは気づいていない、俺が
来たと思っていたようだ。
彼女が手を伸ばし彼の手を繋いだ。
俺は後ろから見ていて驚き、そして
笑った。
ポーは???と思ったのだろう、横を
見て自分が手を繋いでいるのが老ファラン
だと気づくと、びっくりしていた。
俺は後ろで大笑いだ。
老ファランはとても嬉しそうに笑っていた。
彼の一生の思い出になったに違いない。
今思い出しても笑える。
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