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覚醒タイランド


シェーンは部屋から帰らなかった。
頼んでもいないのに・・・。

俺は可笑しくなってきて笑って
しまった。

ポーに続いてシェーンお前もか!
的にだ。

彼女が何を笑っているのと?
そんな風に俺を見るので

「お前帰らなくていいの?」

思わず日本語でそう言った。

日本語が分からない彼女は勿論
俺が何を言っているのか???だ。

ただ、俺が笑っているので彼女も
笑っていた。

何て可愛いんだ。

これが俺がタイレディに惹かれる
要因の一つだ。

「無邪気。」

そうとでも表現でもしようか。

俺のタイデビューは本当についていた。

初めて出会ったポーも凄くいい子で
長く続いたが、このシェーンもまた
この時から長く続いた。

夕方シェーンの携帯が鳴った。
何やら、ひたすら話している。

俺が心配してどうしたの?
そう聞くと

彼女のたどたどしい説明で何となく
だが、マネージャーらしき人が
心配し電話してきたようだった。

入店間もないシェーンが初めての
PBで、一向に帰って来なければ
それは心配になったかもしれない。

中には客とトラブルになるレディ
もいるからだ。

その時の彼女の説明ではどうやら
レインボーの寮のようなアパートで
彼女は暮らしているようであった。

その後、夜嬢達のアパートがエアコン
も無く、不潔で悲惨な状態な部屋も
ある事を知るのだが

この時のシェーンもまた、彼女の
部屋が悲惨であったのかも知れない。

安価といえども、俺のいるホテルは
清潔でエアコンも効いていて快適だ。

なので、俺の部屋に居座ったのかも
知れないと思う。

彼女は夜になると1度部屋に戻り
仕事に行くと言ってきた、そして
今夜もPBして欲しい。

そのような事を言うので、俺は
笑いながら「いいよ。」と

シェーンはその答えに大喜びで
飛び跳ねていた。

可愛い。
本当になんて無邪気なんだ。

そんな事でこんなにも喜んでくれる
なんて・・・。

言葉が通じなくとも何となく相手が
何を言いたいのかは分かるものだ。

俺からすれば金で体を開かせているのに
それを大喜びしてくれるなんて。

ただ、理由は簡単だった。

彼女は実家に小さな子供がいてお金が
必要だったからだ。

まぁ、当たり前だ。

俺を好きになって一緒にいたくなった
なんて絶対にあり得ないだろう。

ポーもシェーンも金の為、俺と一緒に
いる事を望んでいた。

でもそれでいいじゃないか。

こちらも金を払って付き合って
もらっているのだから。

勘違いさえしなければ。
そう勘違いさえ・・・。

しかし、勘違いしてしまうからこそ
様々なドラマや問題が起きてしまう。

だからこんな物語も書ける。

シェーンは一旦、帰って行った。

タニヤで何となく要領が分かっていた
ので、その夜彼女を直ぐにPBし
連れ出してあげる事にした。

そして俺とシェーンの物語が始まった。


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