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覚醒タイランド

20年程前に訪れたテーメーは
あくまでも俺個人の印象だが、ほとんど
が素人レディ達であったように思える。

何故かと聞かれたら、彼女達は揃って
こちらに媚を売ってこなかったからだ。

それどころか何処か緊張している感も
あった。

それはそうだろう。例え回りが小遣い
稼ぎでそんな事が特に問題で無い
風潮でも

見ず知らずの外国人の男とベッドを
共にするのだから、ある意味怖さも
あって当然だ。

タニヤやゴーゴーなどは自分が選ばれ
たいが為に、作り笑顔をしたりウインク
やスマイルなどでこちらにアプローチ
してきた。

ところが俺が行った頃のテーメーにいる
レディ達は皆一様に無表情に近かった。
それは仕事では無かったからだと思う。

また、媚の売り方など知らなかったの
かも知れない。

俺は不思議とこのテーメーにあまり
魅力を感じない。なので何度か顔を出した
事があるが、結果1度もPBしていない。

それはテーメーのレディとは物語を
作るのが難しそうであったからだ。

テーメーでPBした友人の話を聞くと
その場で交渉成立すると即ホテルへ
直行のようであった。

まぁ、普通に昼の仕事をしているなら
夜遊びなんかしている暇は無いだろうし
固定客なんてのも敢えて作る必要も
ないのかもしれない。

俺はそんな付き合いよりも夜嬢達と
何処かに出かける事が好きだったので
そんな意味もありテーメーから足が
遠のいた。

それから10年以上経った頃、久々に
一人でテーメーを覗いた。

相変わらず大勢のレディ達がいたが
何だか俺は以前と違う違和感を感じた。

それはメイクが濃いレディが増えた
ように思えたからだ。

もしかして、このテーメーを舞台に
生業を立てているレディが増えたの
かも知れなかった。

ただ、これはあくまでも個人的主観
なので「いや、テーメーは昔から
変わらないそのままだ。」そう思う
人もいるだろう。

なので、俺の個人的な話として聞いて
もらえたらいいと思う。

相変わらず馬の蹄のようにU字型に
並ぶレディ達を見て回っていた。

すると1番奥のテーブル席に少し
タイプの綺麗どころがいた。

懐かしかった。女子学生が宿題を
していた場所だ。

「座っていい?」

そう聞くと微笑んで「どうぞ」と。

このレディは日本語が話せた。もしか
するとどこかのカラオケで働いている
のかも知れなかった。

日本語が話せる素人?これだけでも
テーメーにセミプロが潜り込んできた
ように思える。

とりとめのない話しを終え帰ろうと
すると「一緒に帰る?」そう聞いて
きた。

しかし、そんな気は無かったので
「ごめんね。ゴーゴーに行くから。」
そう言うと突然般若のような形相になり

「一緒に話したから3000バーツ!」

そう言って手を出してきた。

俺は
「はぁ?なんで?話しただけでしょう。」

そう言って立ち上がるといきなり女が
俺の腕を掴み「3000バーツ払って!」
そう叫んだ。

俺は驚いたが、直ぐに怒りが込み上げてきた。

「何故話だけで3000バーツなんだ!」

「離せよバカ野郎!」

そう怒鳴って彼女の手を思い切り振り
ほどいた。そんな俺に彼女は罵詈雑言を
浴びせてきた。

そして急ぎ足で店の外に出た。
女の豹変した顔は本当に気持ち悪かった。

もしかするとこのテーメーのシステムを
知らなければ、3000バーツ払って
しまったかも知れない。

当然だがPBしない限り支払う必要など
全く無い。物凄く後味の悪い結末だった。

それ以来この場所が嫌いになった。

20年前初めてテーメーに足を踏み入れた
時には、まさに同じ場所で女子学生が
宿題をしていた。

授業料の為に自分を売りに来ている事を
不憫に思い食事を御馳走してあげたのだが
その日は同じ場所にやさぐれ女が座って
いた。

何処かのカラオケで接客態度が悪く店を
クビになった奴かも知れない。

テーメーには素人女性が集まる、そんな
聖地のイメージが俺の中で完全に崩れた
夜だった・・・。

勿論この場所が好きな人も大勢いるだろう。
可愛いレディに出会った人達が。

ただ、俺の出会ったレディが悪かっただけ
なのかも知れない。

それ以来俺はこのテーメーカフェは
素通りするだけの場所になった。

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