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覚醒タイランド

当時タイに移住する前、俺はある
程度成功し、沖縄でリタイア生活
を謳歌していた。

その時にはまだ俺には妻がいた。

ところがリタイアしたのはいいのだが
物凄い夫婦のマンネリ感が家庭内に
蔓延し始めていた。

仕事を止めると1日中家に居る事
になる。

子供がいない我が家では、特に妻と
の会話も取り立てて無い。

朝から晩まで家にいると話題が無く
なるのだ。これは思ってもみなかった。

仕事をしていると、やはり1日のうち
色々な出来事があり、それが家に戻ると
妻との会話になっていたからだ。

なので、俺は月に1度タイへ遊びに
行くのが楽しみだった。

帰国すると、また翌月のホテルや
航空券をネットで検索していた。

タイ好きなら分かってもらえると思う
のだが、このホテル探しや航空券を
探している瞬間もワクワクして楽しい。

しかし、それを妻が見て

「また!タイに行くの!」

そう咎めてきた。

俺はこのリタイア生活にたどり着く
までには沢山の出来事があった。

会社が破綻し、裁判沙汰や差し押さえ
督促の嵐、債権者とのバトルなど
多くの試練で疲弊し、数々の苦難を
乗り越えその時に至った。

それなのに唯一のタイ遊びを妻に
咎められ俺の心は急速に冷めていった。

もしあの時妻が「ほどほどにね。」
そんな言葉で俺を寛大な気持ちで
見てくれていたら、彼女と今も
暮らしていたと思う。

そんな気持ちをありがたく思い。

彼女にタイに移住したいような話を
すると「それなら一人で行って。」
そんな風に突き放され、俺の心はもう
彼女を生涯のパートナーとしての
目線で見れなくなっていた。

とどめは夜の食事だった。

俺の食事のほとんどはスーパーで
買った総菜だった。妻には時間が
あるにも関わらず。

それも盛り付けされず、パックのまま
食卓に並んでいた。

皿を洗う手間が省けるからだ。

当然飯もレンジでチンしてそのまま
であった。

こんな事がこれから死ぬまで続くの
かと思うとぞっとして、俺は離婚を
決意した。

妻は離婚届に直ぐにサインをして
くれた。彼女もまた俺の冷めた気持ち
が伝わっていたのだろう。

彼女は彼女なりに大いに
言い分は
あったと思うがもう無理だった。

俺は離婚を決めたその日から
タイに移住する決意をした。

パタヤに何度も足を運んでいた事で
知り合いも出来、俺は何となくやって
いけそうな気がしていたからだ。

人生1度きり、自分がやってみたい
事に挑戦するのは今しか無いと思い
俺はタイに移住する準備を始めた。

ただ、駐在員でも無い俺はタイに
住むなど、全て自分で準備しなければ
いけない。


当時ネットではまだ、移住の情報は
少なく俺は現地で探してみようと
考えた。

そして俺には心強い味方がいた。
それが忍者のオーナーだった。

そして忍者のオーナーが紹介して
くれた日本人の人達だった。

見知らぬ土地・それも海外で暮らす時
相談できる相手がいる事は何よりも
心強い。

俺のタイ・パタヤへの移住はこうして
幕を開けた。

しかし、この時はもうタイでの楽しい
生活のイメージだけで、俺はまさか
タイで再び破綻するなど夢にも思って
いなかった。

移住への幕開けは2度目の破綻の
幕開けでもあったのだ!

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