2022年06月

青春時代もしこの時純子が俺の申し入れを嘲笑って断っていたら、俺は相当落ち込んでいたに違い無い。今の 俺と違い、中学1年だった俺は、当たり前だが恋愛に対して免疫など皆無であったからだ。純子は俺を見ていた。俺の顔を。そして差しだしたその財布を。しばらく間があっ ... もっと読む

青春時代自分にも彼女が欲しい。そんな気持ちが芽生えた俺はその気持ちを「行動」に移した。男が女を求めるのは生態系 で言うところの「本能」であろう。女に自分の子供を産ませ、子孫を残す。そうした事が繰り返される事で人類は滅ぶ事が無いのだから。13歳になると、そん ... もっと読む

青春時代友達が彼女に財布を渡し、今日もパンを買いに行かせた。それを横目で見ながら俺は嫉妬した。「どうして、奴には彼女が出来たんだ?」「どうすれば、俺にも出来るんだ?」心の中でそう叫び、俺はどうすればあいつのように彼女が出来るのか考えた。今では笑い事のよう ... もっと読む

青春時代俺が中学で愛した?いや、まだ半分以上は大人になりきれていなかったので愛とは呼べなかったかも知れないそんな俺が好きになった女の名前は「純子」であった。ふくよかな顔で笑顔が優しい子であった。紺色のセーラー服にグリーンの2本線そして赤い小さなネクタイが ... もっと読む

青春時代多分初恋というのは小学生の頃であったと思う。近所の女の子と仲良くなっていくうちに、男友達よりもその子とばかり遊ぶようになった。女の子の名は千里と言った。今こうしてその頃の記憶を辿ってみると子供心にその子の事が好きだったのかも知れない。なのでここで ... もっと読む

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