livedoor Blog 恋愛 2位/45875
覚醒タイランド
俺の手元には小銭しか残ってなかった。
金を節約し、とことん切り詰めた生活
が必要だったのに、ゴーゴーに行き
レディ達を呼び飲ませて楽しんでいた。
狂っていた。
よく、会社などの大金を使い込み
夜遊びで豪遊し、その慣れの果てが
ホームレスのようになる男がいる。
ニュースで時折そんな男が登場する。
以前の俺はそんなニュースを観ていて
「こいつバカじゃねえの?」
そう毒づいて笑っていた。
何の事は無い、金は横領こそして
ないが、自分の生活費までゴーゴー
バーで使い込む俺は、法律で裁かれ
ないだけであって同類の大バカだ。
友人Kにはもう顔向けが出来ず
借りる事が出来なかった。
あれだけ俺を助けてくれ、金を
セーブしろと強く言ってくれて
いたのにその忠告も馬の耳に念仏
だった。
水道水だけで1週間生きられるのか?
そう考えるとまたもや強烈なダウン
が襲ってきた。
無理だ。
水だけで1週間は無理だ。
その時浮かんだのが、ケンタさん
だった。彼は当時読者さんとして
時折俺に会いに来てくれていた。
凄く仲良くなれていた。
彼しかいない。彼に頼んでみよう。
そう思い電話をした。
自分の実情を知られるのは恥ずかしい。
それも遊び過ぎて金が無くなったの
だから。だが生死がかかっていた。
ケンタさんは私の話を聞いて、驚いた
のか少し黙っていた。
「断られるかも知れない。」
俺の心臓は極度に緊張した。
やはり人に金を借りる事は辛い。
断られると俺はタイの水道水だけで
生きなければいけない。
ただ、彼はその後「いいですよ。」
そう言って金を貸してくれた。
助かった。
これで、最低限の食事が出来る。
安堵の気持ちで落ち着けた。
もう、本当に節約しなければいけ
ない。そう心に言い聞かせ、俺は
ゴーゴーに行く事を絶った。
金の無い俺は暇だった。堕落した自分
に気合を入れる為、朝起きるとまず
ジョキングをした。
身体を疲れさせると眠れるからだ。
UNIXXというコンドミニアに住んで
いたのだが、外に出ると心臓破りの
坂がある。
そこを一気に駆け上がると、今度は
左手に公園がある。大体1時間程
走って帰ってくると、そのまま
プールに行き、シャワーを浴びて
50Mプールを10往復した。
そして昼寝。
年金が振り込まれてからは、ムエタイ
ジムに週1行った。その他に元世界
チャンピオンのランバー先生と柔術
のスパーリングをお願いした。
身体を動かし、汗をかく事で俺は
段々と立ち直っていった。
コンドミニアム内のジムでウエイトや
シャドーをやり1日の休みを覗き毎日
トレーニングに励んだ。
忘れていた。トレーニングする場所が
コンドミニアムにあるんだと。
とことん身体を疲れさせた。
夜眠る為に。
ゴーゴーなど行きたいと思わせない
ぐらいに自分を追い込んだ。
この時既に60歳を超えていたが
体だけは引き締まっていたと思う。
これがゴーゴージャンキーの俺だ。
ラーメンと卵だけの生活を強いられ
この時、無駄な脂肪は一切なかった。
更にゴーゴーに行きたくならないよう
毎晩Netflixで映画を観ていた。
1カ月入会キャンペーンを利用した。
無料で観れたからだ。
部屋のWifi代が支払えなくなったので
何時もロビーで観ていた。
夜になると誰もいない。
当たり前だ。皆部屋にいる。
俺だけがWifi難民で、公共の場で映画
を観ていた。
しかし、昼間は運動。夜は映画。
この規則正しいような生活が功を奏し
俺は立ち直っていった。
夜になると眠気が襲ってきたからだ。
ケンタさんや友人に借りた金も
返す事が出来、何とか普通に近い
生活に戻りつつあった。
そんな時俺の人生、最後の運命を
変えてしまう大事件が起きたのだ!
恋愛カップルにクリックを!
覚醒タイランド
俺の手元には小銭しか残ってなかった。
金を節約し、とことん切り詰めた生活
が必要だったのに、ゴーゴーに行き
レディ達を呼び飲ませて楽しんでいた。
狂っていた。
よく、会社などの大金を使い込み
夜遊びで豪遊し、その慣れの果てが
ホームレスのようになる男がいる。
ニュースで時折そんな男が登場する。
以前の俺はそんなニュースを観ていて
「こいつバカじゃねえの?」
そう毒づいて笑っていた。
何の事は無い、金は横領こそして
ないが、自分の生活費までゴーゴー
バーで使い込む俺は、法律で裁かれ
ないだけであって同類の大バカだ。
友人Kにはもう顔向けが出来ず
借りる事が出来なかった。
あれだけ俺を助けてくれ、金を
セーブしろと強く言ってくれて
いたのにその忠告も馬の耳に念仏
だった。
水道水だけで1週間生きられるのか?
そう考えるとまたもや強烈なダウン
が襲ってきた。
無理だ。
水だけで1週間は無理だ。
その時浮かんだのが、ケンタさん
だった。彼は当時読者さんとして
時折俺に会いに来てくれていた。
凄く仲良くなれていた。
彼しかいない。彼に頼んでみよう。
そう思い電話をした。
自分の実情を知られるのは恥ずかしい。
それも遊び過ぎて金が無くなったの
だから。だが生死がかかっていた。
ケンタさんは私の話を聞いて、驚いた
のか少し黙っていた。
「断られるかも知れない。」
俺の心臓は極度に緊張した。
やはり人に金を借りる事は辛い。
断られると俺はタイの水道水だけで
生きなければいけない。
ただ、彼はその後「いいですよ。」
そう言って金を貸してくれた。
助かった。
これで、最低限の食事が出来る。
安堵の気持ちで落ち着けた。
もう、本当に節約しなければいけ
ない。そう心に言い聞かせ、俺は
ゴーゴーに行く事を絶った。
金の無い俺は暇だった。堕落した自分
に気合を入れる為、朝起きるとまず
ジョキングをした。
身体を疲れさせると眠れるからだ。
UNIXXというコンドミニアに住んで
いたのだが、外に出ると心臓破りの
坂がある。
そこを一気に駆け上がると、今度は
左手に公園がある。大体1時間程
走って帰ってくると、そのまま
プールに行き、シャワーを浴びて
50Mプールを10往復した。
そして昼寝。
年金が振り込まれてからは、ムエタイ
ジムに週1行った。その他に元世界
チャンピオンのランバー先生と柔術
のスパーリングをお願いした。
身体を動かし、汗をかく事で俺は
段々と立ち直っていった。
コンドミニアム内のジムでウエイトや
シャドーをやり1日の休みを覗き毎日
トレーニングに励んだ。
忘れていた。トレーニングする場所が
コンドミニアムにあるんだと。
とことん身体を疲れさせた。
夜眠る為に。
ゴーゴーなど行きたいと思わせない
ぐらいに自分を追い込んだ。
この時既に60歳を超えていたが
体だけは引き締まっていたと思う。
これがゴーゴージャンキーの俺だ。
ラーメンと卵だけの生活を強いられ
この時、無駄な脂肪は一切なかった。
更にゴーゴーに行きたくならないよう
毎晩Netflixで映画を観ていた。
1カ月入会キャンペーンを利用した。
無料で観れたからだ。
部屋のWifi代が支払えなくなったので
何時もロビーで観ていた。
夜になると誰もいない。
当たり前だ。皆部屋にいる。
俺だけがWifi難民で、公共の場で映画
を観ていた。
しかし、昼間は運動。夜は映画。
この規則正しいような生活が功を奏し
俺は立ち直っていった。
夜になると眠気が襲ってきたからだ。
ケンタさんや友人に借りた金も
返す事が出来、何とか普通に近い
生活に戻りつつあった。
そんな時俺の人生、最後の運命を
変えてしまう大事件が起きたのだ!
恋愛カップルにクリックを!