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覚醒タイランド
人の運命とは本当に分からない
ものだ。
食うや食わずだった人間が今は
フィリピンパブで遊び呆けている。
一体何が自分をそんな運命の道に
導いているのだろう。
どう考えても不思議でし方が無い。
本当に俺は極端な人生を歩んでいる
ように思える。
学生時代は普通に就職して普通に
結婚して普通に家族が出来てと
俺もそんな人生を歩むと思って
いたのに。
俺の人生最後の運命を変えたのが
まさしく世界的規模の疫病コロナ
だったとは皮肉だ。
この疫病が中国から瞬く間に世界中
に広がり始めた事で俺の運命が大きく
変わった。
体を鍛え汗を流す事で、せっかく
立ち直り掛けていた矢先に
この疫病のニュースが毎日のように
聞こえてきた。
不安だった。
何とか生活は出来る水準にまで更生
出来ていたが、仮にもしコロナに感染
したら、俺は入院する金など無かった。
タイでは金の無い人間は病院から拒否
される。救急車が来ても先に身体の
状態よりも支払いが出来るか確認する。
日本は金よりも命を優先してくれるが
タイは逆だ。命よりも金が優先になる。
俺に新たなる恐怖がやってきた。
こんな新種の疫病にかかったら、それこそ
一巻の終わりだった。
しばらくすると、タイにロックダウン
の噂が流れてきた。
駐在員の友人が情報をくれる。
駐在員達がこぞって帰国し始めていると。
彼らは会社務めなので、情報が早い。
俺は焦りと恐怖で毎日気が気で無かった。
しかし、日本に帰るにしても住む所も無く
また、そんな費用も無い。
「どうしよう。」そんな思いが募るだけで
何も出来なかった。ただただ、怯えるしか。
友人Kが心配して電話をしてくれる。
その彼が結果的に俺にノアの箱舟を用意
してくれる事になる。
俺はその頃ようやく、夜遊び中毒の毒気
が抜け、全く出歩かなくなっていた。
昼はトレーニングをして夜は映画鑑賞。
これだけで生活が回っていた。
時折俺を訪ねてくれる読者さんが俺を
夜の街に招待してくれ、俺はそのお陰
でひと時の息抜きが出来た。
しかし、今思い出しても良く生きなが
らえたと思う。毎日毎日ラーメンと
ゆで卵だけの生活で・・・。
お陰でゆで卵は今でも凄く上手に作れる。
10分程まずお湯を沸騰させ、タマゴの
お尻に軽く針のような物で穴を開ける。
20分ほどタマゴをその鍋に入れ
今度は一気に水道水で冷やす。
これで、ツルリと剥けるゆで卵の出来
上がりだ。俺はゆで卵にマヨネーズを
付けるのが大好きなのだが
タイのマネネーズは甘くて気持ち悪く
食べられなかった。
日本のマヨネーズもあるにはあるが
高くて買えない。
なので塩は安かったので、それに塩を
掛けて食べていた。
友人がパタヤに来る時「お土産は何が
いいか?」そう聞かれ
「マヨネーズ。」そう答えた。
友人は「マヨネーズ?」と笑っていたが
5本もお土産で購入してくれた。
ところが空港検査で没収された。
液体爆弾防止の為だ。
マヨネーズのどこが爆弾なのか?
俺がその場で食べてやりたかった。
それを聞いてガッカリした。俺は久々の
マヨネーズを楽しみにしていたからだ。
5カ月程このような食事だったが
夜遊びをしなくなってからは、少し
づつ食生活が改善されていった。
無駄使いさえしなければ、元々タイの
食事はさほど高くは無い。
袋入りの総菜が20バーツで売って
いるのだから。
金に怯える日々からようやく解放され
始めた矢先、今度はコロナの恐怖だった。
そんなある日俺の運命を変える電話が
鳴った。
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覚醒タイランド
人の運命とは本当に分からない
ものだ。
食うや食わずだった人間が今は
フィリピンパブで遊び呆けている。
一体何が自分をそんな運命の道に
導いているのだろう。
どう考えても不思議でし方が無い。
本当に俺は極端な人生を歩んでいる
ように思える。
学生時代は普通に就職して普通に
結婚して普通に家族が出来てと
俺もそんな人生を歩むと思って
いたのに。
俺の人生最後の運命を変えたのが
まさしく世界的規模の疫病コロナ
だったとは皮肉だ。
この疫病が中国から瞬く間に世界中
に広がり始めた事で俺の運命が大きく
変わった。
体を鍛え汗を流す事で、せっかく
立ち直り掛けていた矢先に
この疫病のニュースが毎日のように
聞こえてきた。
不安だった。
何とか生活は出来る水準にまで更生
出来ていたが、仮にもしコロナに感染
したら、俺は入院する金など無かった。
タイでは金の無い人間は病院から拒否
される。救急車が来ても先に身体の
状態よりも支払いが出来るか確認する。
日本は金よりも命を優先してくれるが
タイは逆だ。命よりも金が優先になる。
俺に新たなる恐怖がやってきた。
こんな新種の疫病にかかったら、それこそ
一巻の終わりだった。
しばらくすると、タイにロックダウン
の噂が流れてきた。
駐在員の友人が情報をくれる。
駐在員達がこぞって帰国し始めていると。
彼らは会社務めなので、情報が早い。
俺は焦りと恐怖で毎日気が気で無かった。
しかし、日本に帰るにしても住む所も無く
また、そんな費用も無い。
「どうしよう。」そんな思いが募るだけで
何も出来なかった。ただただ、怯えるしか。
友人Kが心配して電話をしてくれる。
その彼が結果的に俺にノアの箱舟を用意
してくれる事になる。
俺はその頃ようやく、夜遊び中毒の毒気
が抜け、全く出歩かなくなっていた。
昼はトレーニングをして夜は映画鑑賞。
これだけで生活が回っていた。
時折俺を訪ねてくれる読者さんが俺を
夜の街に招待してくれ、俺はそのお陰
でひと時の息抜きが出来た。
しかし、今思い出しても良く生きなが
らえたと思う。毎日毎日ラーメンと
ゆで卵だけの生活で・・・。
お陰でゆで卵は今でも凄く上手に作れる。
10分程まずお湯を沸騰させ、タマゴの
お尻に軽く針のような物で穴を開ける。
20分ほどタマゴをその鍋に入れ
今度は一気に水道水で冷やす。
これで、ツルリと剥けるゆで卵の出来
上がりだ。俺はゆで卵にマヨネーズを
付けるのが大好きなのだが
タイのマネネーズは甘くて気持ち悪く
食べられなかった。
日本のマヨネーズもあるにはあるが
高くて買えない。
なので塩は安かったので、それに塩を
掛けて食べていた。
友人がパタヤに来る時「お土産は何が
いいか?」そう聞かれ
「マヨネーズ。」そう答えた。
友人は「マヨネーズ?」と笑っていたが
5本もお土産で購入してくれた。
ところが空港検査で没収された。
液体爆弾防止の為だ。
マヨネーズのどこが爆弾なのか?
俺がその場で食べてやりたかった。
それを聞いてガッカリした。俺は久々の
マヨネーズを楽しみにしていたからだ。
5カ月程このような食事だったが
夜遊びをしなくなってからは、少し
づつ食生活が改善されていった。
無駄使いさえしなければ、元々タイの
食事はさほど高くは無い。
袋入りの総菜が20バーツで売って
いるのだから。
金に怯える日々からようやく解放され
始めた矢先、今度はコロナの恐怖だった。
そんなある日俺の運命を変える電話が
鳴った。
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