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青春編
乾杯!
2人で静かにグラスを合わせた。
彼女がぐっとカクテルを飲んでいる。
そして少し間を開け
「これ、おいし~い!」と言い
持ったグラスを眺めている。
「せやろ。」
「なっ。」
俺は彼女の言葉に勝ち誇った
ように言う。
彼女がこれ何て言ったっけ?
そう聞いてきたので
「スクリュードライバー。」
「女の子に人気あるよ。」と
実際は女を酔わせる事が出来ると
男に人気があるのだが。
それはここだけの話だ。
男達だけが知っていればいい。
秀美はおいしいと言ってぐいぐい
飲んでくれていた。
俺は心の中で
「おお!どんどんいけー!」
と大きなエールを秀美の口元に
送っていた。
その口元は俺の南極2号にした
くなる程艶があり、色っぽい。
少し厚めの唇に光沢のある赤い
ルージュが光っていた。
2人でたわいもない会話をして
いると俺のグラスが空になった。
彼女もほとんど残っていない。
「どうする?」
「おかわりする?」
そう彼女に聞いてやると
すると今度は何か違うものが
欲しい言い出した。
「M君おすすめのやつ。」
俺は先ほどのレストランやこの店
などを彼女に紹介し、カクテルも
秀美好みを言い当てたので既に
信頼を得たようだった。
なので
「今度は少ない量だけどおいしい
カクテルにしてみる?」
そう言ってドライマティーニを
頼んでやる事にした。
俺の作戦通りの展開に事が進んで
いく。
マティーニー。
このカクテルは007でも有名だ。
ジェームスボンドがカリブ海の
海辺の店で「マティーニー」と
さり気に頼んでいるのが物凄く
かっこ良かった。
マティーニーはジンベースのカクテル
で、度数が35度と量が少なくとも
結構強い。
俺も飲んだ事があるが、ぐいっと
飲むと酔っぱらった。
カクテルの王様と呼ばれ今なら
誰もがその名を知っていると思う。
しかし、その頃はそんな情報など
ほとんど無かった。
なので、カクテルの名など雑誌で
覚えるか自分で本を購入し勉強
しなければ、チンプンカンプン
だったと思う。
俺は彼女の前で
「マティーニィーを。」
「オリーブは2つで。」
なんて、かっこ付けて頼んだ。
彼女は「M君すご~い。」そう
言って俺を見つめていた。
「この店、よく来るの?」
そう聞かれ
「たまにね。」
2回目だったにも関わらず。
場慣れしているように見せた。
女を口説く時には俺は役者顔負け
の演技をする。
高校時代後輩レディ達に演劇部に
誘われ、そこで演じたチルチル
ミチルに演劇部顧問から是非部に
入らないかと誘われた役者ぶりだ。
なので、クサイと笑われるセリフ
も真顔で言える。
しかし、意外にも女はそんな役者
もどきが好きなのだ。
だからこそ女はこぞって恋愛ドラマ
に食いつく。
「M君って色々知ってるんだね。」
秀美からそんなお褒めの言葉を
頂戴した。
ただ何の事は無い、単に知ってる
カクテルの名前を言っただけだ。
ちょっとした豆知識が女といる時
には役立つ。要は自分の広く浅い
持ち駒を出すタイミングが重要なの
だろう。
俺は何時もそれを重要視している。
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乾杯!
2人で静かにグラスを合わせた。
彼女がぐっとカクテルを飲んでいる。
そして少し間を開け
「これ、おいし~い!」と言い
持ったグラスを眺めている。
「せやろ。」
「なっ。」
俺は彼女の言葉に勝ち誇った
ように言う。
彼女がこれ何て言ったっけ?
そう聞いてきたので
「スクリュードライバー。」
「女の子に人気あるよ。」と
実際は女を酔わせる事が出来ると
男に人気があるのだが。
それはここだけの話だ。
男達だけが知っていればいい。
秀美はおいしいと言ってぐいぐい
飲んでくれていた。
俺は心の中で
「おお!どんどんいけー!」
と大きなエールを秀美の口元に
送っていた。
その口元は俺の南極2号にした
くなる程艶があり、色っぽい。
少し厚めの唇に光沢のある赤い
ルージュが光っていた。
2人でたわいもない会話をして
いると俺のグラスが空になった。
彼女もほとんど残っていない。
「どうする?」
「おかわりする?」
そう彼女に聞いてやると
すると今度は何か違うものが
欲しい言い出した。
「M君おすすめのやつ。」
俺は先ほどのレストランやこの店
などを彼女に紹介し、カクテルも
秀美好みを言い当てたので既に
信頼を得たようだった。
なので
「今度は少ない量だけどおいしい
カクテルにしてみる?」
そう言ってドライマティーニを
頼んでやる事にした。
俺の作戦通りの展開に事が進んで
いく。
マティーニー。
このカクテルは007でも有名だ。
ジェームスボンドがカリブ海の
海辺の店で「マティーニー」と
さり気に頼んでいるのが物凄く
かっこ良かった。
マティーニーはジンベースのカクテル
で、度数が35度と量が少なくとも
結構強い。
俺も飲んだ事があるが、ぐいっと
飲むと酔っぱらった。
カクテルの王様と呼ばれ今なら
誰もがその名を知っていると思う。
しかし、その頃はそんな情報など
ほとんど無かった。
なので、カクテルの名など雑誌で
覚えるか自分で本を購入し勉強
しなければ、チンプンカンプン
だったと思う。
俺は彼女の前で
「マティーニィーを。」
「オリーブは2つで。」
なんて、かっこ付けて頼んだ。
彼女は「M君すご~い。」そう
言って俺を見つめていた。
「この店、よく来るの?」
そう聞かれ
「たまにね。」
2回目だったにも関わらず。
場慣れしているように見せた。
女を口説く時には俺は役者顔負け
の演技をする。
高校時代後輩レディ達に演劇部に
誘われ、そこで演じたチルチル
ミチルに演劇部顧問から是非部に
入らないかと誘われた役者ぶりだ。
なので、クサイと笑われるセリフ
も真顔で言える。
しかし、意外にも女はそんな役者
もどきが好きなのだ。
だからこそ女はこぞって恋愛ドラマ
に食いつく。
「M君って色々知ってるんだね。」
秀美からそんなお褒めの言葉を
頂戴した。
ただ何の事は無い、単に知ってる
カクテルの名前を言っただけだ。
ちょっとした豆知識が女といる時
には役立つ。要は自分の広く浅い
持ち駒を出すタイミングが重要なの
だろう。
俺は何時もそれを重要視している。
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