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青春編

4回生になった俺はいよいよ
就職の事がリアルに迫って来た。

しかし、俺は自分が何になりたい
のか今一つ分かっていなかった。

しっかり者なら自分の将来像を
既に描いているのだろうが俺は
漠然と海外で仕事をしてみたい。

そんな事しか考えていなかった。

大学の単位はほぼ取得していたので
ほとんど行く必要が無かった俺は
ひたすらバイトに励んだ。

デパ地下や遊園地は限られた期間
しかバイトが無かった為、俺は
ひょんな事から喫茶店でバイト
する事にした。

丁度デパ地下の休憩で通っていた
喫茶店が人手が足らず募集していた。
店長に尋ねると直ぐに採用してもら
えたのだ。

店長も顔見知りになっていたので
即採用の運びとなり俺にとっては
ラッキーであった。

バイトを探す手間が省けたからだ。

その店は昼休み時のデパ地下ガール
御用達のような店だった。昼時に
なると一斉にデパ地下ガール達で
店内が埋まる。

デパ地下でのバイト期間が終わった
俺はその喫茶店でバイトを始めた。
すると今まで接触する事の無かった
スタッフ達と出会う事が出来た。

それは惣菜売り場のスタッフ達だ。
菓子売り場と惣菜売り場は別館
となっていて、まず接触する事は
無かった。

菓子売り場は若い女性が多かったが
反して惣菜売り場は男性や中年女性
が主体だった。

やはり扱う商材が違うからであった
からだろう。

俺は喫茶店でバイトしだしてから
初めてこの惣菜売り場にどんな人達
が働いているのか知った。

そんな中、惣菜売り場の若い女性
が1人で何時も休憩に来ていた。

デパ地下スタッフ達は大体が
2~3人で同じブース同士で
休憩に来る。

だが、中には1人でやってくる
女性もいた。

惣菜売り場は若い女性がほとんど
いなかったので彼女は1人で来て
いたのかも知れなかった。

彼女は何時も同じ席に座りレモン
ティーを頼んでいた。

彼女の名はユキと言った。
ユキは1人で雑誌を読んで休憩して
いた。

少し暗い雰囲気を持っていて男が
近づきにくい雰囲気だった。

しかし肉付きがよく、暗い表情と
その体つきがアンバランスな感じ
を醸し出し、俺のハンター心を
捉えた。

抱く相手としては文句無しの身体
付きだった。俺は彼女に照準を
合わせる事にした。

喫茶店で働いているので、彼女
からすれば身元が分かってる
ので安心だ。

これで既に第一関門はクリア出来て
いた。喫茶店のウェイターをして
いたが、俺はデパ地下でも働いて
いたので、彼女と共通した話題は
多い。

いける。

彼女をしばらく観察していて俺は
そう思った。

そしてある日俺は彼女に声を掛けた。

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