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青春時代
デパートのエレベーターガール。
この響きは昭和生まれならグっと
くる男達も多い筈。
この当時のエレベーターガールは
ある意味スチュワーデス並みの
レベルであったように思える。
品格が有りスタイルが良くて美人。
この3拍子が揃っていた。そして
実際、デパートのEVガールは当時
女性達の華としての職業で、誰もが
なれるもので無かった。
デパートの全ての従業員がこのEV
ガールに一目置いていた。
俺がそれを目の当たりにしたのが
社員食堂だ。デパートの社員食堂
はかなり広い。一斉に従業員が
休憩に来るからだ。
それは俺が売り場の店長と食堂に
行った時の事。その日は物凄く
食堂が混雑していた。
席を探すも、どこもほぼ満席だった。
ところが厨房に近い中央がぽっかりと
空いていた。
俺がそこに座ろうとすると店長が
「M君そこは駄目。」慌ててそう
言ってきた。
「え?どうしてですか?」
そう聞くと「そこはEVガールの
聖域だから。」そのように言われ
驚いた。
物凄く混雑してどこもかしこも
席が埋まっているのに、その聖域
だけがエアポケットのように
ポッカリ空いていた。
店長がこっそり教えてくれたのだが
EVガールの中にはデパートの部長
クラスの愛人もいるらしい。
綺麗なEVガール達は部長や役員クラス
がツバを付けた息の掛かった女性が
潜んでいるらしく従業員達は腫れ物に
でも触るようにしているらしい。
当時のデパートの部長職以上は
物凄い権限を持っていて、取引業者
からの付け届けで家が建つとまで
言われていた。
コンプライアンスなどクソ食らえの
時代だ。女性社員へのセクハラに
始まりワイロなんてのも当然だった。
流石の俺もそんなEVガールの生々
しい話に驚かされた。
俺はやっと見つけた席で飯を食って
いると、入口から華やかなオーラを
放つ一団が入って来た。
EVガール達だ。
何だか芸能人のようだった。
彼女達が話ながら入って来ると
まるで違う人種のように見えた。
俺はそれを見てデパートの世界
ってすげなと感心?させられた。
EVガールの存在がだ。
食堂の注文口には彼女達専用の
箇所が有り、全く並ぶ事無く注文
を手に入れていた。
彼女達も、さもそれが当然のように
振る舞い、そしてあのポッカリと
空いていた席に当たり前のように
座った。
凄いですねEVガールって。
店長にそう言うと唇に人差し指を
立て話してはいけないという素振り
を見せた。
彼女達に対して噂話なども禁句の
ようだ。
そんな禁断のEVガールに、よりに
よって2股を掛けたヒデキに俺は
驚かされた。
彼がある日俺に話があると言って
その事を打ち明けて来たのだ。
彼から告白されるまで、俺は全く
その事に気づいていなかったし
まさかヒデキがあの禁断の
EVガールに手を出しているとは
夢にも思わなかったからだ。
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デパートのエレベーターガール。
この響きは昭和生まれならグっと
くる男達も多い筈。
この当時のエレベーターガールは
ある意味スチュワーデス並みの
レベルであったように思える。
品格が有りスタイルが良くて美人。
この3拍子が揃っていた。そして
実際、デパートのEVガールは当時
女性達の華としての職業で、誰もが
なれるもので無かった。
デパートの全ての従業員がこのEV
ガールに一目置いていた。
俺がそれを目の当たりにしたのが
社員食堂だ。デパートの社員食堂
はかなり広い。一斉に従業員が
休憩に来るからだ。
それは俺が売り場の店長と食堂に
行った時の事。その日は物凄く
食堂が混雑していた。
席を探すも、どこもほぼ満席だった。
ところが厨房に近い中央がぽっかりと
空いていた。
俺がそこに座ろうとすると店長が
「M君そこは駄目。」慌ててそう
言ってきた。
「え?どうしてですか?」
そう聞くと「そこはEVガールの
聖域だから。」そのように言われ
驚いた。
物凄く混雑してどこもかしこも
席が埋まっているのに、その聖域
だけがエアポケットのように
ポッカリ空いていた。
店長がこっそり教えてくれたのだが
EVガールの中にはデパートの部長
クラスの愛人もいるらしい。
綺麗なEVガール達は部長や役員クラス
がツバを付けた息の掛かった女性が
潜んでいるらしく従業員達は腫れ物に
でも触るようにしているらしい。
当時のデパートの部長職以上は
物凄い権限を持っていて、取引業者
からの付け届けで家が建つとまで
言われていた。
コンプライアンスなどクソ食らえの
時代だ。女性社員へのセクハラに
始まりワイロなんてのも当然だった。
流石の俺もそんなEVガールの生々
しい話に驚かされた。
俺はやっと見つけた席で飯を食って
いると、入口から華やかなオーラを
放つ一団が入って来た。
EVガール達だ。
何だか芸能人のようだった。
彼女達が話ながら入って来ると
まるで違う人種のように見えた。
俺はそれを見てデパートの世界
ってすげなと感心?させられた。
EVガールの存在がだ。
食堂の注文口には彼女達専用の
箇所が有り、全く並ぶ事無く注文
を手に入れていた。
彼女達も、さもそれが当然のように
振る舞い、そしてあのポッカリと
空いていた席に当たり前のように
座った。
凄いですねEVガールって。
店長にそう言うと唇に人差し指を
立て話してはいけないという素振り
を見せた。
彼女達に対して噂話なども禁句の
ようだ。
そんな禁断のEVガールに、よりに
よって2股を掛けたヒデキに俺は
驚かされた。
彼がある日俺に話があると言って
その事を打ち明けて来たのだ。
彼から告白されるまで、俺は全く
その事に気づいていなかったし
まさかヒデキがあの禁断の
EVガールに手を出しているとは
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