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覚醒タイランド

友人のTUが帰国しヘムも自分の
部屋に戻った。

いきなり自分の回りに静けさが
戻る。

寂しい・・・。

僅か2日程だったが俺の回りには
賑やかさが有り楽しかった。

しかし、その反動が来た。
寂しさのあまりまた昼間からソイ6
へ行く事にする。

勿論ヘムに会う為に・・・。

体を交えた後の男は、その女に
愛しさを持ち始めたりする。

そこが夜嬢と客との大きな違いで
ある。彼女は仕事だが、こちらは
彼女に情が移る。

PBして結ばれると、悲しいかな
こちらは恋愛のスタート地点に
立てたと勘違いしてしまう。

実際俺がそうだ。

移住し、パタヤに住んでいるの
だから、十分パタヤの夜嬢と恋愛が
出来ると思い込み始めた。

その相手がヘムだった。

彼女がショートで帰らず、朝まで
自分の意思でいてくれた事が
俺を気に入ってくれたと思えた。

何の事は無い。俺の部屋には
エアコンが有り、快適だったから。

MISIAの「アイノカタチ」という
曲があるが、まさにあの歌詞通りで
愛に形が有り、それが俺の心の中に
既にハマってしまっていた。

ヘムに対するアイノカタチだった。

多分俺の孤独で寂しいという心は
何の防波堤も無く、彼女という津波
で一気に埋め尽くされてしまった
のだろう。

そしてその相手が悪かった。

よりによって夜嬢という特殊な
世界で生きるヘムにアイノカタチ
なんて思うようなセンチメンタル
なシニアが勝てる訳が無かった。

結果いいように手玉に取られた。

当たり前だ。相手はターミネーター
のように恋愛心など持たないレディ
で、こちらはヒートアップして
しまった勘違い野郎だったのだから。

ソイ6にヘム目当てで会いに行く
ようになった。店のオープンは
11時だ。

それなのに俺はオープン30分前
から店の前で待つようになった。

一刻でも彼女に早く会いたかった
からだ。

まさにこの時の俺は、魔物に
取りつかれた生贄だった。

そんな俺はヘムというピンク人狼
に金も魂までも吸い取られて
いく。

※人狼(じんろう)
=人の見た目をした狼

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