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覚醒タイランド

その日からソイ6通いが始まった。
ソイ6に行ってはヘムをPBし
ランチを食べ、ビールを飲んだ。

端からみてるとこいつは絶対破綻
するぞ。そう思われただろう。

実際破綻したのだから。

俺は段々とエキサイトしてきて
ヘムとずっと一緒にいたいと思い
出してきた。

もうここまできたらアウトだ。
俺がサウジの石油王で無い限り金が
続かない。

彼女は俺のサポートで段々と仕事に
行かなくなった。それはそうだ
働かなくても俺が金を出してくれるし
食事にも連れて行ってくれる。

そんな楽な事ほど他に無い。

俺は俺で彼女が部屋にいりびたりに
なる事で全く株の勉強をしなくなった。

一生懸命勉強しても僅かしか稼げない
実力なのに、それさえ疎かにして
驚く事に感覚でデイトレをし始めた。

あり得ない事だ。

あの頃こんな無茶苦茶な考え方に
なっていた。それは

「株なんて上げるか下がるか2分の1
 の確率だ。なので上がるか下がるかを
 当てればいいんだ。」

株のプロが聞いたら大笑いされる
ようなド素人デイトレーダーに成り
下がっていた。

で?勝率はと聞かれると?
当然だが負け越しだった。

ヘムの為に毎日のように金が減って
いき、更に株では全く勝てず更に
金が目減りしていく。

しかし、彼女を切る事が出来ない。
もう完全に恋人気分になっていた。
これが破綻する男の典型的な
パターンだ。

全てが無くなり青ざめるまで止める
事が出来ない。

何とかなるのではないか?
そんな夢のような希望にすがるように
なっていた。

こともあろうにヘムの劣悪な環境を
見て俺は彼女にアパートまで借りて
やった。

そして俺はそこに昼間から転がり込む。
昼間ビールを飲み彼女と昼寝すると
気持ちが癒された。

彼女のぬくもりが俺の心をやすらかに
してくれたのだ。

彼女は全く仕事をしなくなり、夕方まで
寝て、夜はディスコに遊びに行くように
なった。

俺が生活の面倒を見ていたから、彼女は
どんどん堕落していった。

生活が不安なら必死で店で働いていた
であろう彼女を、1日中寝て夜遊び
だけの毎日に堕落させたのは何を
隠そうこの俺だった。

俺は自分自身も当然の事堕落したが
彼女さえも巻き込んでしまった。

そういった意味で彼女達が自分で
働いて稼ぐという当たり前の生活
スタイルを

サポートという名の元に全て取り
上げてしまうのは
意外にも悪なのかも知れない。

サポートしてやるならそれは

「永遠に」

そんなキーワードが必要だろう。


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