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覚醒タイランド

こうして俺はドンドン彼女にのめり
込んでいった。

朝から晩までヘムと一緒に過ごし
金をつぎ込んでいった。

移住してきた頃には200万程
あった手元の資金が50万程になって
いる事に気付き愕然とした。

その現実にようやく
目覚め、事の重大
さに気づいた。

こんな金額ではデイトレどころの
騒ぎでは無く、自分自身の生活が
立ち行かなくなると青ざめた。

ヘムと別れよう。そう決断した。
彼女といるとこちらが破綻して
しまう。

15000バーツの家賃とヘムの
アパートの5000バーツの家賃
合わせて20000バーツの支払い
が大きな負担となってきた。

物凄く安易に考えていた。
2万バーツぐらいと・・・。

ある日彼女に別れを告げた。
今後は自分で働いて稼いでくれと。

すると

「あなたは家賃を毎月面倒見ると
 言ったでしょ!」

そんな感じでキレられたが、その後は
何も言って来なかった。

彼女の反応はドライなものだった。

こちらは深く愛し合っていたと思い
出来る限りの事はしてあげたつもり
だったのに・・・。

まさに金の切れ目が縁の切れ目。
「お金が無くてもあなたが好きよ。」
そんな幻想など決して夜嬢に抱いて
はいけない。

彼女は私なんかよりも1枚も2枚も
上手だった。生活苦になる寸前まで
金を吸い取られた。

20代前半の若い異国のレディに
日本の還暦がいいようにやられて
しまった。

俺は思う。夜嬢を好きになっても
惚れてはいけないと・・・。

それは惚れると周りが見えなくなると
言う意味だ。

冷静に付き合える好きは単に可愛い
とか愛おしいとかで表現出来るが

惚れるとのめり込んでしまうという
表現に変わってしまう。

移住で一番危ないのはこのケースだ。
身をもって知った。

俺は今では冷静に夜嬢と付き合える
それは多くの授業料を払ってきたから。

元々そのように夜嬢に対し、冷静で
いられる人達も多くいるが、俺のような
惚れっぽい人間はかなり痛い目を見な
ければ目が覚めない。

俺はタイレディやピーナレディ達に
コテンパンにやられ(楽しかったが)
ようやく免疫が付いた。

レディにのめり込んでしまうのは
これはもう病気であって、治療方は
何度もこの病気にかかっては回復し
自然の抗体が体の中に出来るまで
治らない。

俺のように。

俺はこの抗体が出来るまで4年以上
かかった。

本当に長かった。

しかし、一旦この抗体が出来ると
形成が逆転する。それは相手に
踊らされなくなるからだ。

以前ならハイハイと聞き入れた事も
はぁ?何言ってんの?と一笑に伏せる。

惚れている時には相手に気に入られたい
一心で、相手を怒らせたくない、こんな
事で別れられたらどうしよう。

そんな疑心暗鬼な気持ちが絶えず付き
まとい、相手の要求を常に飲んで
しまっていた。

振り返ると「何故?あんな女にあの時
あんなに金をつぎ込んだのか?」

そんな思い出のページが数えきれ
ない程ある。

マジ笑えてしまう。
自分が馬鹿過ぎて・・・。

それは相手のレディ達が自分よりも
上手だったのだから仕方無い。

なので、夜嬢は好きになっても決して
惚れてはいけない

何故なら結末は100%と言って
いい程ハッピーエンドでは終わら
ないからだ。


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