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※物語を内容事の一区切りづつで
投稿するよう変えてみました。

タイ編145
「タニヤ嬢が相席を!」


深夜にビールを求めて彷徨う俺。
もう2時amを過ぎているのに
バンコクの夜はまだ暑い。

その蒸し暑さで更に喉が渇く。

静まり返ったタニヤを何処か店が
開いていないかと歩いていると
中ほどのファミマの横の路地に屋台
が出ていた。

俺は歓喜の声を上げそうになり勇んで
椅子に座った。メニューを見ると
美味そうなつまみもあったのでビール
と一緒に頼む。

やっとビールが飲める。
持って来てくれたビアチャンを一気に
喉に流し込んだ。

「かぁー!」
冷たいビールが喉を鳴らす、ようやく
生き返った気分だ。

さて、改めて落ち着いて回りを見ると
暗がりの席に何だか若いレディばかりだ。
それも皆可愛い。

更に次から次へと若いレディがその
屋台にやって来た。

そうか!ここはタニヤだ!
仕事を終えたレディ達が食事をしに
くるのだった。

気づけば俺の回りはタニヤ嬢の
オンパレードだ。日本人は俺だけ。

ビール欲しさに彷徨ったかいが
あるというものだった。

しかし、レディ達は皆俺には
無関心だった。それはそうだろう。
彼女達が媚を売るのは営業時間内
だからだ。

仕事を終えてまで、俺を誘って
くるような酔狂なレディはいない
ようだ。

タイに行くと不思議とこんな深夜に
も関わらず、俺は元気でいられる。

日本なら報道ステーションが始まる
前に寝るのがほとんどの俺でも。

あのタイ独特の空気・熱気が俺を
眠らせないのかも知れない。

俺は一人でビールを楽しんでいた。
この日の目的はビールだからだ。

ただ、周りがタニヤ嬢がウヨウヨ
いる事で当然目の保養になった。

その時俺の前に人影が立った。
何か俺に話掛けている。
見るとタニヤ嬢らしき2人組だった。

俺が顔を上げると日本人だと分かった
ようで
「イッショ・スワル・ダイジョウブ?」
そう聞いてきた。

どうやら満席になり、俺がテーブルに
1人だったので相席を求めてきたのだ。

勿論俺の返事は「チャイ・カップ。」
(ハイ)だった。

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