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タイ編146
「タニヤの穴場が穴場で無い理由」


タニヤ嬢らしき2人が俺に相席を
求めて来た。最初こそ彼女達は
一緒にいいですかと声を掛けて
きたので俺は俄然緊張したが

何の事は無い、座ってからは俺の
存在などいないかのように2人で
話始めた。

まぁ、それはそうだろう。
仕事は既に終わったのだから。
今更、目の前の知らない日本人
に媚を売る必要など無い。

彼女達のシビアな1面を垣間見た
気がした。仕事は仕事。終われば
目の前の日本人などに興味は無い。

しかし俺は、まぁそんなものだろう
と合点がいった。

俺はつまみを食べながら2本目の
ビールを飲んでいた。

残念ながらこの時は何も起きる事は
無かったが、俺はこの場所の雰囲気
が凄く気に入った。

静まり返ったタニヤ通りで、この一角
だけが仕事を終えたタニヤ嬢で賑わい
変に声を掛けてくる事もなく、皆が
仕事帰りの時間を楽しんでいた。

1人で寂しく飲むよりも、周りに若い
タニヤ嬢がいる事で何だか癒された。
当然、皆若くて可愛い。

俺はそろそろ戻ろうと思いチェック
をする事にした。

若い男のスタッフが会計に来た。
その時俺は相席している彼女達の分
も一緒に払うと言った。

彼女達とは何も会話しなかったが
何だか相席しているだけでも癒され
たからだ。

俺の言葉に前にいた2人が驚いていた。

「僕が払っておくね。」そう言うと
2人共ワイをして「コップン・カ」と
笑顔でお礼を言ってくれた。

やはりタイガールのワイは可愛い。

彼女達は最後まで営業をしなかった。
逆にそれが好感を持てた。

何だか明日この子達を見かけたら店に
入ってあげようかと思えた。

後にネットでこの場所が穴場だという
情報が載っていた。

店の飲み代も要らないしPB代も
支払う必要が無く
交渉次第でレディ
を持ち帰る事が出来ると。

俺は実際その現場でビールを飲んで
いたので合点がいった。

ただ、それはあくまでも深夜2時am
を過ぎてからの話だ。それと自分で
交渉が必要だ。

彼女達は既に仕事を終えているので
断られる確率も高い。

なのでそこまでの時間をどこかで潰す
間にPB代ぐらいの金は使ってしまう
のでは?そう思った。

それにそんな時間まで粘って、ホテルに
連れて帰るとなるともう3時amだ。

それなら通常料金で普通に遊んで連れ
帰る方が賢明だろう。タニヤに来る
のは俺のようなオジサマ達なのだから。

睡眠欲は若者より俄然強い筈だ。
俺のように・・・。

それ以降深夜便でバンコクに到着する
時にはこの場所でビールを飲み、軽く
食事をしていた。

しかし、俺はこの場所で彼女達に声を
掛ける事も無く、また彼女達からも
声を掛けられる事も無く、平和に?
楽しめた。

コロナでこの屋台も大きなダメージを
受けたと思う。今も健在なのだろうか?

もう1度この時のような雰囲気を
味わってみたいが、深夜便はもう
懲り懲りだ。

何故なら、あれから俺は更に何年
もの年令を重ねてしまっていて
この時よりも遥かに睡眠欲が増して
いるからだ。


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