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タイ編156
「メニューへの違和感」
ショウダがメニューを持って来て
くれた。そのメニューはそれなりに
丁寧に作られていた。
一緒にいる嬢に、飲みものはビールで
いいかと聞くとそれでいいと言った。
なのでまずはビールを頼んだ。
店にはスタッフのタイ人女性が
5人もいた。
皆、壁際に立っていて手持ち無沙汰
にしている。当然だ誰も客がいない
のだから。
俺達がドリンクをオーダーしても誰も
反応しない。ショウダがビールを取り
に行き持ってきてくれた。
スタッフがいる意味が無い。
多分全員が飲食の未経験者だった
のだろう、客が来ても壁に立って
こちらを見ているだけであった。
まぁ、それは仕方無いのかも知れない。
日本なら事前教育である程度の事は
出来るようにしているのだが。
しかしこの店はオノイという日本人が
経営している筈なのにそんな事を
疎かにしている事に疑問を感じた。
ビールで乾杯し、メニューを広げる。
そこには美味そう品の写真が掲載
されていたのだが、俺はそのメニュー
に第2の違和感を感じた。
それはほとんどが日本人向けのような
内容だったからだ。「オムライス」や
「ハンバーグ」「すき焼き」など
タイ人の好みで無いような物が掲載
されていた。
ショウダに「あれ?この店日本人向け
なのですか?」そう聞くと
「タイ人でも日本料理が好きな人も
いる。」との返事だった。
そして料理はもとよりその値段に
驚いた。それは日本よりも高い値段
設定だったからだ。
オムライスやハンバーグが1000円
した。さらにステーキなどは2000円
まるで1等地のショッピングモールに
出店している有名レストランの価格だ。
何の事は無い、オノイはタイ料理は
作れなくて、スクンビットで出して
いた同じような料理の内容にしていた
だけだった。
そして儲けたいが為に価格設定も
客重視と正反対の利益重視の設定
になっていた。
しかし、その場所は観光客などまず
来ないタイのローカルエリアだった。
それにも関わらず・・・。
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「メニューへの違和感」
ショウダがメニューを持って来て
くれた。そのメニューはそれなりに
丁寧に作られていた。
一緒にいる嬢に、飲みものはビールで
いいかと聞くとそれでいいと言った。
なのでまずはビールを頼んだ。
店にはスタッフのタイ人女性が
5人もいた。
皆、壁際に立っていて手持ち無沙汰
にしている。当然だ誰も客がいない
のだから。
俺達がドリンクをオーダーしても誰も
反応しない。ショウダがビールを取り
に行き持ってきてくれた。
スタッフがいる意味が無い。
多分全員が飲食の未経験者だった
のだろう、客が来ても壁に立って
こちらを見ているだけであった。
まぁ、それは仕方無いのかも知れない。
日本なら事前教育である程度の事は
出来るようにしているのだが。
しかしこの店はオノイという日本人が
経営している筈なのにそんな事を
疎かにしている事に疑問を感じた。
ビールで乾杯し、メニューを広げる。
そこには美味そう品の写真が掲載
されていたのだが、俺はそのメニュー
に第2の違和感を感じた。
それはほとんどが日本人向けのような
内容だったからだ。「オムライス」や
「ハンバーグ」「すき焼き」など
タイ人の好みで無いような物が掲載
されていた。
ショウダに「あれ?この店日本人向け
なのですか?」そう聞くと
「タイ人でも日本料理が好きな人も
いる。」との返事だった。
そして料理はもとよりその値段に
驚いた。それは日本よりも高い値段
設定だったからだ。
オムライスやハンバーグが1000円
した。さらにステーキなどは2000円
まるで1等地のショッピングモールに
出店している有名レストランの価格だ。
何の事は無い、オノイはタイ料理は
作れなくて、スクンビットで出して
いた同じような料理の内容にしていた
だけだった。
そして儲けたいが為に価格設定も
客重視と正反対の利益重視の設定
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来ないタイのローカルエリアだった。
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