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タイ編159
「疑惑の点が線に」
出資額500万だと?!
毎月利益の10%が戻り銀行預金
よりも資産が増える?
普通に計算すれば絶対金をどぶに
捨てるようなものじゃないか!
仮に50万の利益が出たとして
5万で年間60万。投資した元金
500万を超えるのに9年。
俺はショウダがそんな計算も出来
ないのかと気の毒に思えた。
騙されているのが分からないのかと。
俺とタニヤ嬢が店に入ったのが
7時pm過ぎ。俺はその後彼女と
食事を楽しんだ。
食事はお世辞抜きで本当に旨かった。
これだけは評価出来る。勿体無い
そう思えた。
これだけ料理の味が旨いなら日本
料理店で雇って貰えばいいのに
そう思えたのだが・・・。
ただ、いくら料理の腕が良くても
タイでは薄給で休みもほとんど無い。
だから雇われは辞めたそうだ。
駐在員でないオノイはタイには日本
のような労基法のコンプライアンス
など存在しないと愚痴っていた。
しかし、タイで働くならそれは
その国の労働基準に従うしか無い。
それが嫌なら、日本に帰ればいい
のだから。
タイをある程度知っている人間なら
余程の大企業に勤めない限り
そんな事は周知の通りであろう。
ただ、彼が独立したいという思い
は痛い程分かった。しかし、やはり
日本の基準と比べてしまうのだろう。
しかし、その独立の方法が間違えて
いた。彼がやっていた事は明らかに
詐欺だ。
途中オノイが厨房から出て来て挨拶
しに来てくれた。料理は本当に
旨かったので、それだけはお世辞
抜きで褒めさせてもらった。
彼は得意げに「この辺りでこんな
旨い物を出す店は無いっすよ!」
そう胸を張っていた。
しかし、後に分かるのだが原価など
計算しない仕入れをしていたようだ。
ショウダが後にその事をカミング
アウトした。
経営者としては滅茶苦茶である。
いや、原価計算を無視している
時点で経営者では無い。
要は質の高い食材を仕入れ、旨い
料理を作る事で自己顕示欲を満た
していたようだ。
道理でどれもこれも価格設定が
高い筈だった。そして旨い筈だ。
2時間程滞在したのだが、結局
俺達以外誰も客は来なかった。
開店初日で客が俺達だけだ。
その事で俺は確信した。この店は
3カ月もてばいい方だと・・・。
いや、運転資金がそこまでもたない
かも知れない。
ショウダは嬉しそうに俺達を見送って
くれたが、何だか気の毒に思えた。
俺には直ぐに先が見えたからだ。
この日を境に俺の中で何か暗い影が
広がってきた、それは人に備わる
防衛本能とでもいうのだろうか。
何かが引っ掛かりだした。
そんな時俺にある人からメッセージ
が届いた。
それはショウダと同じように以前の
オノイの店の常連客だった。
ショウダに紹介され、彼とも仲良く
なっていた。彼はタイ人の奥さんと
結婚していて雑誌の編集の仕事を
していた。
彼の名はトモナカさん(仮名)と
言った。その彼が私に会って話が
したいと言ってきた。
そして彼のお陰で全ての疑惑の点が
線に繋がった。
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タイ編159
「疑惑の点が線に」
出資額500万だと?!
毎月利益の10%が戻り銀行預金
よりも資産が増える?
普通に計算すれば絶対金をどぶに
捨てるようなものじゃないか!
仮に50万の利益が出たとして
5万で年間60万。投資した元金
500万を超えるのに9年。
俺はショウダがそんな計算も出来
ないのかと気の毒に思えた。
騙されているのが分からないのかと。
俺とタニヤ嬢が店に入ったのが
7時pm過ぎ。俺はその後彼女と
食事を楽しんだ。
食事はお世辞抜きで本当に旨かった。
これだけは評価出来る。勿体無い
そう思えた。
これだけ料理の味が旨いなら日本
料理店で雇って貰えばいいのに
そう思えたのだが・・・。
ただ、いくら料理の腕が良くても
タイでは薄給で休みもほとんど無い。
だから雇われは辞めたそうだ。
駐在員でないオノイはタイには日本
のような労基法のコンプライアンス
など存在しないと愚痴っていた。
しかし、タイで働くならそれは
その国の労働基準に従うしか無い。
それが嫌なら、日本に帰ればいい
のだから。
タイをある程度知っている人間なら
余程の大企業に勤めない限り
そんな事は周知の通りであろう。
ただ、彼が独立したいという思い
は痛い程分かった。しかし、やはり
日本の基準と比べてしまうのだろう。
しかし、その独立の方法が間違えて
いた。彼がやっていた事は明らかに
詐欺だ。
途中オノイが厨房から出て来て挨拶
しに来てくれた。料理は本当に
旨かったので、それだけはお世辞
抜きで褒めさせてもらった。
彼は得意げに「この辺りでこんな
旨い物を出す店は無いっすよ!」
そう胸を張っていた。
しかし、後に分かるのだが原価など
計算しない仕入れをしていたようだ。
ショウダが後にその事をカミング
アウトした。
経営者としては滅茶苦茶である。
いや、原価計算を無視している
時点で経営者では無い。
要は質の高い食材を仕入れ、旨い
料理を作る事で自己顕示欲を満た
していたようだ。
道理でどれもこれも価格設定が
高い筈だった。そして旨い筈だ。
2時間程滞在したのだが、結局
俺達以外誰も客は来なかった。
開店初日で客が俺達だけだ。
その事で俺は確信した。この店は
3カ月もてばいい方だと・・・。
いや、運転資金がそこまでもたない
かも知れない。
ショウダは嬉しそうに俺達を見送って
くれたが、何だか気の毒に思えた。
俺には直ぐに先が見えたからだ。
この日を境に俺の中で何か暗い影が
広がってきた、それは人に備わる
防衛本能とでもいうのだろうか。
何かが引っ掛かりだした。
そんな時俺にある人からメッセージ
が届いた。
それはショウダと同じように以前の
オノイの店の常連客だった。
ショウダに紹介され、彼とも仲良く
なっていた。彼はタイ人の奥さんと
結婚していて雑誌の編集の仕事を
していた。
彼の名はトモナカさん(仮名)と
言った。その彼が私に会って話が
したいと言ってきた。
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