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タイ編164
「奇想天外の2店舗目」


ふるまい酒か・・・。
タイの開店祝いにそんな習わしが
あると初めて知った。

俺はタイで缶ビールを購入しても
デリバリーの仕方が分からなかった
ので当時のお気にに頼む事にした。

彼女に送金し、ショウダから教えら
れた住所に缶ビールを50本程送って
もらうよう頼んだ。

ショウダからお礼のメッセージが
来て、2店舗目の準備で忙しくして
いると言っていた。

その2店舗目とやらがオープンする
日に合わせ俺はタイに行った。
前回同様タニヤのお気にと共に。

2店舗目は1店舗目から少し
離れた路地の途中にあった。

しかし、俺はその2店舗目とやらを
見て愕然とした。それはガレージ
ような店だったからだ。

1店舗目の立地も酷いものだったが
2店舗目は更にそれに輪を掛けた
酷さだった。

2店舗目は3階建ての1階を店と
して使用していた。店は15坪程度
で狭くテーブル席は6つ程。

10名も入れば満席になりそうだ。

店内に入るとビアガーデンで見かけ
るような簡易なプラスチック素材の
椅子とテーブルが並べられている
だけのお粗末さだ。

実際俺が背もたれに、もたれかかる
と椅子が割れてびっくりした。
それほどちゃちな物だった。

更に店には厨房さえ無かった。

俺はもうこの出店が最初から儲ける
気など更々無い事が分かった。

厨房が無い代わり店内に会議室
のようなテーブルを置き、そこで
プロパンがらガスを引き、ガス
コンロのようなもので調理する
という。

もう、文化祭並みのお粗末さだ。
本当に笑えた。

そして驚いたのが調理をする職人が
ここでもオノイであった。聞くと
料理人が間に合わなかったと。

もう滅茶苦茶だ。

1店舗目は大丈夫なのか?オノイ
がこちらに来ると、向こうの店舗
は誰が調理しているのだ?

すると1店舗目はサブのスタッフが
いるから大丈夫だと言った。

結局2店舗目も全てショウダが
出資した。その金額150万。

これでシショウダは650万も
投資している事になる。

俺と彼女が店に入るとショウダが
挨拶に来た。とりあえずメニュー
を見ると、またもや俺は目を疑った。

何故ならそこには2品しか載せら
れていなかったからだ。
野菜炒めとチャーハン。

たったのこの2品だけだ。
俺は目を疑った。

何なんだ?この店は?

もうこのオノイとショウダのやって
いる事は奇想天外以外の何物でも
無かった。

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